禁欲・男磨き界隈の人はブラック企業に潰されやすい

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前回の記事で、僕が以前勤めてた会社で地獄のような経験をした話を書いた。


なぜ僕が思い出したくない記憶を引っ張ってまでこの記事を書いたのか。


それは禁欲や男磨きをしている人が、将来この罠に引っかからないようにしてほしいからだ。


僕が思うに、禁欲や男磨きなどを頑張っている人はかなりの確率でブラックな職場に捕まり潰されてしまうと思っている。


上から目線でエラそうに説教している男磨き界隈のインフルエンサーは北斗神拳ブチ込んでやりたいほど嫌いだが、彼らを信じてる人の中には純真でストイックな方も多い。


それ故にブラックな職場をなかなか辞められず潰れる寸前まで頑張ってしまう人が多い。


現にオープンチャットでそういった方を何人も見てきた。


今回はそんな話を書いていく。

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成長意欲の高い人ほど潰されやすい

「成長したい、そのためなら努力は怠らない」という態度は確かに立派です。

しかしこういう姿勢は、心ない会社や経営者にいいように利用されてしまう恐れがあります

(出典:あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代くださいより)

禁欲や男磨きを頑張っている人は成長意欲や向上心が高くストイックな人が多い。

・禁欲
・筋トレ
・食事制限
・コールドシャワー

など自分を高めるための努力と、律する忍耐力を兼ね備えている人が多い。


しかしそれ故に、必要以上に厳しい職場やパワハラが当たり前の環境でも「厳しいことに耐えないと成長しない」と思い込む傾向にある。


そもそも禁欲なんて領域に辿り着いた時点で、真面目で先生や世間の言うことをちゃんと聞くタイプの人が多い。


そして悲しいことにこうしたタイプほど、ブラック企業やパワハラのターゲットにされやすく、潰れてしまう傾向にある。


「あ、やりがいとかいらないんでとりあえず残業代ください」を読みたい方はコチラ!!

「ツラければ逃げる」という選択が取れないから


なぜ禁欲・男磨き界隈の人はブラック企業で潰されやすいのか。


それは「どうしてもツラければ逃げていい」という選択をなかなか取れないからだ。

ツラい状況こそが成長のチャンスだ。絶対に逃げてはいけない

居心地の悪い状況はお前を成長させる

厳しい環境でこそ人は成長する!ぬるま湯にいる奴はゴミ!

こんな無責任な発言をしている男磨き界隈のインフルエンサー(笑)は腐るほどいる。


ある一面こうした考えは正しくはあるのだが、実際にこうした考えは非常に危険だと言わざるを得ない。


なぜならどうしてもツラくて限界だと思った時に「逃げたい」と思うのは普通だし当たり前のことだからだ。


むしろそれはあなたの脳と体が発している正常な防衛サインだ。


それを無視して「逃げちゃダメだ…逃げちゃダメだ…」と無理に出勤してももっとボロボロになるだけだ。


何よりこんな言葉を信じてあなたが鬱や適応障害になっても、そのブラック企業やゴミみたいなインフルエンサーは責任を取ってくれない。


当たり前だが万人に当てはまる意見なんてないのだ。


あなたが「もうツラい。限界だ。辞めたい」と心から思うのであれば、その気持ちに従うのが正解だ。


世間もカスみたいな男磨きインフルエンサーも勝手なことを言うが、勇気を持って聞き流すことも必要だ。


ブラック企業に潰されたくない人はコチラ!!

自分を軽く扱う人間を許容してはいけない


とはいえ禁欲・男磨き界隈の人にも問題点がある。それは厳しい言葉でケツを叩いてもらうのが好きなところだ。


↑のポストのいいね数の多さがそれを物語っている。

「雑魚なお前たちへ」
「人の何万倍も努力しろ」

こんなポストを見た時に「俺は雑魚だからもっと頑張らなきゃ」と思ってしまうタイプはブラック企業で潰されやすい。


当たり前の話だが、どこの誰とも知れない胡散臭いヤツに突然説教されたらイラつくか「何言ってんのコイツ?」って思えないとおかしい。


当然だ。あなたのことを何も知らないのになぜあなたを雑魚だの何万倍の努力が必要だのと言えるのか?


もし会社の上司に似たようなことを言われたとしても、そいつはあなたの全てを知っているだろうか?


あなたの一面だけを見てボロカスに言っているに過ぎない。


こういう言葉を真に受けてしまうのは、結局あなた自身が自分を低く見積もってしまっているからだ。


だから薄っぺらいけどそれっぽいことを言ってくるブラック企業やクソ上司、ゴミみたいなインフルエンサーを信用してしまいやすい。


それはもう謙虚ではなく卑屈だ。その卑屈さは自己を肯定できない気持ちからきている。


真面目だがそんな卑屈な心を持っている人ほど、クソみたいな環境に潰されてしまいやすい。

世間の言うことに振り回されてないで

「自責思考で考えないと成長しない」

「わざわざ怒ってくれてるんだから感謝しないと」

「あなたのためを思ってあえて厳しくしている」

こんな言葉が世の中に溢れている。


これらの意見はある一面では正しいが、どんな場面においても必ず適用される意見ではないのだ。


「自責思考で考えろ!」とか言ってるヤツが他責にしまくってるなんてザラにある話だし、ただ機嫌が悪くて暴言吐いたのを「あえて厳しくしました」なんて言ってるパターンもゴマンとある。


だから「厳しい場所に耐えないと成長はない」なんて思い込んで過度なストレスに耐えないでほしい。

「世間ではこうだから」

「厳しいことに耐えないと成長できないから」

「つらいことから逃げてたら一生雑魚のまま」

世間は好き勝手にこんなことを言ってくるけど全部無視していい。


再度書くけれど、大事なのは「あなたがどうしたいか?」だ。


正しいか間違っているかじゃない。あなたの本心はどうであるかが大事なんだ。


「こうあるべき」とか世間の声に振り回されず、自分の心に従う勇気を持とう。


それを手にした人から、人生は自由になるのかもしれない。

合わせて読みたい:なぜ人はブラック企業を辞められないのか?

まとめ


今回は「禁欲・男磨き界隈の人ほどブラック企業で潰されやすい」という記事を書いた。


成長志向がそこそこだったりやる気ない人だったら「この職場ウザいしサッサと辞めよ。成長?知るかそんなもん」と思えるため、逆に潰されにくい。


真面目で成長志向が強いからこそ、引っ掛かりやすいと言える世間のワナだ。

ツラかったけど逃げずに頑張ったから成長できました!!

こんな話はゴマンと溢れているし、日本人はこうしたストーリーが大好きだ。


しかしそんな風に生き残った人はほんの一握りだし、その陰には厳しくツラい状況に耐えられず潰れた人がたくさんいる。


潰れてしまった数多の屍の声は届かない。たまたま生き残った人だけをインタビューしただけに過ぎない。


これを「生存者バイアス」というので是非覚えておいてほしい。


だからムリヤリ「厳しい環境でないと成長できない!逃げちゃダメだ」なんて思わないでほしい。


人間潰れたらお終いだ。そしてあなたが潰れても、そいつらは責任を取ってくれない。


「いざとなったら、いつでも逃げていい」


この言葉を忘れずにいこう。


それでは。

合わせて読みたい:なぜ人はブラック企業を辞められないのか?

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