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あ、「やりがい」とかいらないんでとりあえず残業代くださいという言葉は、ものすごく当たり前のことを当たり前に言っているだけです
最近働き方に関する記事を書きまくっているので、今回は「日本の働き方のおかしさ」を書いた本を紹介しようと思う。
今回ご紹介するのは「あ、「やりがい」とかいらないんでとりあえず残業代ください」という本だ。
この本は日本の働き方のクレイジーさについて書かれた本である。
もし今のあなたが仕事や働き方に悩みを抱いているなら、ぜひ読んでほしい一冊だ。
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日本の働き方のおかしさが書かれた名著
「あ、やりがいとかいらないんでとりあえず残業代ください」という本は「脱社畜ブログ」の管理人日野瑛太郎さんの著書である。
日本の働き方のおかしさや異常さについてこれでもかと書かれた本である。
僕がこの本が特にすごいと思っているポイントは、書かれたのが10年前の2013年というところにある。
今でこそ働き方改革やリモートワークと言った働き方が浸透し「これまでの異常な働き方はやめようね」という風潮になりつつある。
しかしこの本が発行された2013年と言えば、まだまだ長時間労働や残業が当たり前とされていた時代だ。
そんな時代の中で「日本の社畜的な働き方はおかしい!」と声を上げ本を発行した日野さんは強い人だと思うし、何より先見性がバツグンなお方だと僕は思う。
また、2016年に放送された大人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で有名になった「やりがい搾取」というワードがすでに本著で出ている辺りもポイントだ。
2016年に起きた電通の悲しい一件以降、日本の働き方は少しずつ良い方向に変わりつつあるがそれでも仕事で病んでしまう人が多いのが現実だ。
それは僕自身もそうだったし、今この記事を読んでいるあなたにしてもそうかもしれない。
そんな「自分の努力が足りないからだ…」と思い詰めているあなたにとって大きく役立つ本だと僕は確信している。
もし興味があれば、ぜひ読んでみてほしい。
ブラック企業の環境に染まらないための対策になる
①給料よりもやりがいが何より大事というおかしさ
②社畜の6タイプについて
③「ツラくてもいいから成長したい」の危険性
④新人研修・教育における洗脳
などなどあらゆるパターンの「日本の働き方のおかしさ」について書かれている。
もちろんここに書かれているのはほんの一例で、もっと色んな話題が167ページの本著の中に書かれている。
僕がなぜこの本を勧めているかというと「自分の労働環境をフラットな目線で見れるように修正するため」だ。
どんな環境においても言えることだが、長くその環境にいると「これが普通・常識だ」と思い込んでしまいやすい。
特にブラック企業に言えることだが、長らくそういった環境にいると「自分の環境の異常さ」がわからなくなってしまいやすい。
休日出勤しようが夜22時までサービス残業しようが一旦それが「普通」になるとそれに対して何の疑問も抱かなくなってしまう。
頭では内心「これはおかしいんじゃないかな…」と思っていても、周りがそういう環境だとそれに抗うのはなかなか難しい。
そして気付かぬうちにそういった環境に染まってしまう…
こういう話は本当によくある話だ。
だからこそこうした本を読んで「今の状況は自分が間違ってるんじゃなくて、環境がおかしいんじゃないか?」と疑問を持てるようにした方がいい。
そうしないと気付かぬ内にストレスが溜まって潰れてしまったり、自分を責め過ぎて鬱や適応障害になってしまう可能性がある。
色んな友達を作り自分のいる環境のおかしさをチェックするのも有効な方法だが、こういった本を読むことも対策になる。
その意味では「あ、やりがいとかいらないんでとりあえず残業代ください」は最適な一冊だと言える。
まとめ
今回は「あ、やりがいとかいらないんでとりあえず残業代ください」という本の紹介記事となった。
10年前の2013年に比べると働き方改革が進み、会社員の副業が解禁されたり、リモートワークが一般的になったりと大きな変化がたくさん起こった。
しかしそれでも長時間労働やクソ上司のパワハラなど、この国には働き方に関する問題が蔓延している。
未来ある若者がパワハラされた末に自殺してしまったり、過労死してしまう悲しいニュースもまだまだ目にすることが多い。
社会が企業が変わっていくことも大事だが、僕たち個人のレベルでできる対策や努力や勉強も欠かすことができない。
その一つに「働き方に対するマインドセット」があり、それの大いに役に立ってくれるのが本著である。
この本ももちろん学びが大きいが、ブログの方もとても面白いので興味のある方は読んでみてほしい。
それでは。
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