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・24時間365日頑張り続けないといけない
・厳しい環境で痛みを伴わなければ変われない
・世界一になろうと思ったら世界一努力しないといけない
↑の文章は、僕が所属している禁欲オープンチャットに流れてきたものだ。
ストイックでやる気に溢れた熱い文章だ。禁欲している人たちはストイックな人が多いので感銘を受けた人も多いだろう。
だが正直に言うと、僕はこういう意見を見るとゾッとしてしまう。
なぜなら「成長のために厳しい環境で24時間365日頑張らないといけないんだ…」みたいな考えだと、ほとんどの人は体を壊して鬱になってしまうからだ。
確かに時にはすべての時間を使って努力することも必要だろう。厳しい環境で痛みを伴う時も必要だろう。
しかしこういう意見を鵜呑みにしてしまった結果、心身を病んでしまった人がたくさんいるのが実際のところじゃないだろうか?
人間には限界も体力もある。
ずっと頑張り続けることはできないし、そんな頑張り方を何年も続けられるとは思えない。
むしろ「どうすれば楽にできるようになるだろう?」とか「どうすれば楽に結果を出せるだろう?」と考えた方が、僕を含めた多くの人間にとって有意義だと思う。
今回はそんな「楽をしながら結果を出す方法」である「エフォートレス思考」について書いた。
死ぬほど努力してきたのにボロボロになってしまった人に、間違いなく役に立つ記事になっているのでぜひ読んでほしい。
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人間は元来面倒くさがり屋な生き物である
【自分で考えるということは、何も考えていないのと同じだって話。(1/4)】 pic.twitter.com/4LnMKamTQ5
— ドラゴン桜2(公式)🐲🌸 グランドジャンプで「Dr.Eggs ドクターエッグス」連載開始🥼🩺 (@mita_norifusa) August 25, 2019
「楽に結果を出す」とか「楽にできるようになる」と書くと後ろめたさを感じたり、イラっとする人もいるだろう。
しかし↑のマンガにあるように桜木先生はこう答える。
「人間の面倒臭がりという根本的性質を矯正しようなんて思い上がるな。いいか、人間はすべて面倒臭がり屋…だから創意工夫するんだ」
そして文明の発展はすべて「面倒くさいことをどうすればもっと楽にできるだろう?」というところから始まっている。
僕らが日々当たり前のように使っている電気もガスも自転車も車も「どうすればもっと楽にできないか?」というところから誰かが発明してくれた。
「楽に移動したい」から車が生まれたし、「楽に稲刈りをしたい」からコンバインが生まれた。
その結果として「楽をしながら高い成果」を上げることができるようになった。今風に言えば「効率化」に成功したと言える。
そう、人間の「もっと楽にできるようにしたい」という本能こそが文明を進歩させてきたのだ。
だからこそ「どうすればもっと楽にできるだろう?」と考えることは怠けでもなんでもなく、めちゃくちゃ大事な姿勢なのだ。
それなのに僕たちが「もっと楽にできないか?」と考えることはなぜか悪いことのように扱われる。
「一生懸命がんばるべきだ」
「楽をしたいと思うのは悪いことだ」
「血反吐でやればなんでもできる」
こんな考え方ばかり溢れていてゾッとする。
繰り返しになるが頑張ることは大事だ。
しかし「楽して結果を出す」という視点がなくなると、創意工夫をせず「とにかくがんばる」という行動になりがちだ。
そして長い目で見た時に「楽に結果を出そうとする人」に負けてしまうことが多い。
その結果「自分はこんなに真面目に一生懸命頑張ってるのにズルい!!」とか言い出す。
彼らがズルいワケでもあなたがダメなワケでもない。
ただ「どうずればもっと楽にできないか?という視点」と「面倒くさいを肯定し創意工夫する姿勢」が欠けているだけだ。
そう、楽をして結果を出すとは言い換えれば「最小の努力で最大の結果を出す」ということに他ならないのだ。
エフォートレス思考を身につけよう
①人の限界を超えて働き、力づくで不可能を可能にする
②もっといいやり方を探し、余裕で成果を出す
僕たちが何かをやろうとする時↑の2択のやり方がある。
最初に書いた「24時間365日頑張る」というのは①のやり方だ。
限界を超えて不可能を可能にすると言えばカッコよく聞こえるが、僕を含めた大多数の人間は②の「よりよいやり方を探して余裕で成果を出す」方を選んだ方がいい。
僕らはマンガの主人公でもなんでもないので限界を超えて働いた先に覚醒なんてしない。むしろ心身をボロボロにしてうつ病になるだけだ。
そしていつまでも「限界を超えて働く」なんてことはできない。僕たちは年を取るしそうなれば無茶もできなくなる。
であれば「どうすればもっと楽にできるだろう?」と考えて、より少ない努力で成果を出す方向にシフトした方がいい。
この「より少ない努力で最大の成果を上げる方法」のことを「エフォートレス思考」という。
エフォートレス思考は2021年12月に発売されたばかりの本だが、すでに2022年上半期ベストビジネス書トップポイント大賞第4位にランクインしている名著である。
「血・汗・涙」を流して歯を食いしばって苦労して頑張ることを否定し「どうすればもっと楽にできるか?」についてまとめられた本だ。
「結果を出して変わるには死ぬほど頑張るしかない」と思ってる人ほど衝撃を大きく受ける内容になっている。
↓のリンク先を貼ったので、最小の努力で最大の成果を出したい人にぜひ読んでもらいたい1冊である。
苦労の少ない努力は物語になりづらい
「成功した秘訣はなんですか?」
「死ぬほど努力したからです」
こんなやり取りは何百回何千回とされてきただろう。僕のように「たまたまです」と答えてしまっては、メディア受けしないし本にもならない
ーひろゆき著 1%の努力よりー
「より少ない努力で最大の成果を上げる」という考え方を学ぶにはひろゆきの本もおススメしたい。
なぜこれほどまでに「成功するには死ぬほど努力しないといけない」という説がまかり通っているのか。
それは単にそう答えないとメディア受けしないし、一種の生存者バイアスだとひろゆきは喝破している。
今やひろゆきはネット芸人としてのイメージが強くなっているが、2000代初頭を代表するIT起業家の一人である。
知っている人も多いだろうが、彼は今フランスでダラダラ暮らしながら好きな仕事やプロフェクトを数時間だけするという生活をしている。
傍から見れば彼はお金もたくさん稼いでいるし、好きな国で自由にストレスフリーに生活している成功者だ。
こういう人を見ると僕たちはついつい「めちゃくちゃ努力したんだろうな」と思ってしまうが、彼はそれを本の中で否定している。
確かに彼自身が努力した面もあるが、それ以上に彼の考え方こそが今の成功をもたらした。
・努力しないで成果が出せる場所はどこなのか
・ヒマで面白がって始めたビジネスがたまたまうまくいった
・最小の努力、最短で結果を出すことを当時から徹底していた
などが本の中で書かれている。
ひろゆきの「いかにサボりながらやるか」は今でいうエフォートレス思考だったのだと思う。
ひろゆきの考え方は多くの日本人にとって衝撃を与えると思うので、↓の「1%の努力」はぜひ一度読んでほしいと思っている。
頑張るだけを意識すると、それ以外の道が見えなくなる
なぜ僕がここまで「楽して成果を出す方法」や「なるべくサボりながら成果を出す方法」を勧めるのか。
それは「死ぬほど努力する」ことだけを意識していると、それ以外の方法が見えなくなってしまうからだ。
結果的にそれは損につながると思うし、ひどい場合だと鬱や過労死につながりかねないと本気で思っている。
いずれにしても「100%の努力」を言い出す人を認めてしまうと、人にそれを押し付けることを容認することになってしまうので僕は徹底的になくしたいと思っている。
その押し付けによってパワハラや過労死が起こるからだ
ーひろゆき著 1%の努力よりー
「成功するには辛い思いに耐えて頑張らないといけない」
「24時間365日頑張らないといけない」
優しくて真面目な人ほどこういう言葉を真に受けて、心を病んで鬱や過労死になってしまう。
そんな話がゴロゴロ転がっているのがこの国の実情なのだと思う。
ストイックにめちゃくちゃ頑張るというのも時には大事だが、それと同じくらい「どうすれば楽に成果が出るか」にこだわることも大事なのだ。
まとめ
今回も書くのが非常に難しい内容だった。
僕自身エフォートレス思考を身につけられたとは言えないし、まだまだ非効率な努力をしている面もたくさんある。
だけど「一生懸命死ぬほど努力する」以外にも道があると思えると「自分の努力不足なんだ…」と病むことがなくなる。
どんな方法にも今以上にいいやり方は常にあることを忘れずに「どうすればもっと楽になるだろう?」ということにこだわっていこう。
↓に今回ご紹介した「エフォートレス思考」とひろゆきの「1%の努力」のリンク先を貼った。
より詳しく学びたい方はぜひ読んでほしいと思っている。
それでは。
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