急増する推し活トラブルと女尊男卑社会の気持ち悪さ

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昨今、推し活トラブルが急増している。


中学生や高校生の女の子がパパ活や売春をして数百万円を貢ぐ事件や、ファンの女子高生と繋がったメンズ地下アイドル(以下メン地下)が逮捕されるなどの事件が急増しているのだ。


警視庁への相談件数も昨年に比べて3倍以上に増えている。なぜこんなことになっているのか。


それには「令和の推し活が2つ変わった点があること」と「女尊男卑社会になっているから」だと筆者は考えている。

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エスカレートする令和の推し活


トラブルが増え続ける推し活だが、推し活自体は昔から存在していたし悪いものではない。


好きなアイドルを応援したり好きなアーティストのライブに参加したことのある人は多いだろう。


ファンが推しを応援しお金を落とし、推されるアイドルはパフォーマンスでそれに応える。


しかし筆者が思うに、令和時代において「推し活」の形態はいささか変容してしまったように思う。理由は2点ある。

①「推し」という文化が一般化したこと

②女性ファンと男性アイドルが簡単に繋がれるようになったこと

この2点が今までと現在の推し活を大きく変えてしまったのだ。

①推しという文化が一般化した


(出典:株式会社矢野経済研究所「『オタク』市場に関する調査(2021年)」「有名人やキャラクター等を応援する活動にお金を使う」人の割合(年齢層別))


1つ目は「推しという文化が一般化したこと」だ。


アイドルやアーティストの熱心なファンは昔から一定数いたが、昨今では「誰しも推しがいて当たり前」といった風潮がある。


SNSの登場でアイドルやアーティストだけでなく、YouTuberやメン地下やインフルエンサーなど多種多様な人種が生まれたことも推しというブームに拍車をかけた。


SNSを最も使う若年層は従来のTVで見るアイドルだけでなく、多様な種類の中から「推し」が生まれることになった。


実際に2021年の調査では「
有名人やキャラクター等を応援する活動にお金を使う」人の割合=つまり推しに応援するお金を使う人の割合は10代から20代の層が最も多い結果となっている。


スパチャ・課金・投げ銭・お布施…


「推しに貢ぐ」ことに対するライトな呼び方が増え、気軽にお金を投げられるようになったことも推し活の金銭トラブルに関係しているだろう。


これが「搾取」という呼び方だったら、今より推しに貢ぐ人は少なかったかもしれない。


こうした「誰もが推しがいる風潮」「気軽に送金できるシステム」が生まれたことで若年層は気軽にお金を貢げるように感覚が変わったのではないかと思う。

②女性ファンと男性アイドルが簡単に繋がれるようになったこと

“メン地下”逮捕 女子高生にみだらな行為か “推し”に貢ぐため“パパ活”などに手を染める少女も…【news23】|TBS NEWS DIG


2つ目のポイントは「②女性ファンと男性アイドルが簡単に繋がれるようになったこと」だ。


推し活トラブルは増えてはいるものの詳しく見ればケースは大体似通っている。


それは「ファンの女の子がお金・体を貢いで、アイドルの男がそれを受け取っている」ことだ。


メン地下やホストなど、推しの男に振り向いてもらうためにパパ活や売春をして何百万円というお金を貢いでいることが問題視されている。


なぜこのような問題が起きているのか。


ホストのシャンパンやメン地下のポイントが法外な価格設定になっているのもあるが、一番は「推しと繋がれるようになったこと」が大きいと思っている。


TVに出ているようなアイドルは別としても、メン地下やホストやYouTuberなどはAKB48のように「会いに行けるアイドル」なのだ。


ただAKB48と決定的に違うのは、SNSを通じて気軽に繋がって
お金さえ貢げばデートしたり動画撮影したりとS〇Xできてしまうところだ。


AKB48は確かに会いに行けるアイドルではあったけど、それはあくまで握手会などの話であってプライベートで繋がることはできなかった。


しかし男性アイドルと女性ファンの推し活関係では、他のファンよりもお金さえ貢ぐことができればプライベートで繋がれるし恋人感覚まで味わえる。


故に法外な値段を推しに貢ぐことで、彼女たちはひと時の幸せを買っている。そのための手段としてパパ活や売春・夜の店で稼ぐ女性が増えているのだ。


新宿の大久保公園で立ちんぼが増えていることが話題になったが、それだってメン地下やホストに貢ぎたい女が体を売っている。


推しと簡単に繋がれるようになっただけでなく、売春行為をパパ活などライトな呼び方に変わったこともこの問題に影響しているように思えてならない。

男は加害者・女は被害者


ここまでで推し活トラブルの問題点とその理由について書いてきた。


しかしこの問題に関して筆者も世間の人たちも「ある違和感」を感じているのではないかと思い今回記事を書いた。


それは「悪いのは推しの男で、女はダマされた可哀想な被害者」という構図だ。


確かにホストやメン地下にも問題点はある。


未成年どころか大人でも手が出せないような値段設定にすることは悪質だし、未成年と知りながら手を出すことは犯罪行為だ。


しかし推しに貢ぐためにパパ活や売春をしたり親の金を盗んで使った女は本当に被害者なのだろうか?


未成年の中学生や高校生なら判断力も未熟だし間違いを犯すことはあるかもしれない。


だが筆者はこの「悪いのは推しの男、女の子はダマされた可哀想な被害者」という構図こそが急増する推し活トラブルの本質を誤魔化していると思っている。


なぜなら推しに貢ぐ女たちは、綺麗事を抜きに言えばバカだから体を売って違法な手段で金を稼いで何百万円という大金を貢いでいるのだから。


「その女はバカだから体を売って推しに貢いだんだ」というと反論が来る。


「そんなことはない!悪質なホストやメン地下が女の子を言葉巧みにダマして体を売らせたんだ!」と。


しかしこれは男女逆にするとわかりやすい。


「おっさんがキャバ嬢にガチ恋して月300万円貢ぎました。ダマした女が憎い!」と聞けば誰しも「いやダマされたおっさんが悪いでしょ」と思うだろう。


今回のケースはこのおっさんと全く同じだ。


なのにおっさんが女の子に代わって、キャバ嬢がホストやメン地下に代わると途端に「ダマした男が悪い!女の子は可哀想な被害者!」という声が大きく広がる。


このように「男は加害者、女は被害者」という構図が自然と出来上がっているのだ。そしてこの構図こそが推し活トラブルの本質を見えにくくしている。


少し時間が経てばそいつらはまた別のアイドルやホストを見つけて「推し活」とか言ってまた大金を貢ぐだろう。


自分の判断ミスや愚かさゆえに起こったのを都合よく無視して「推しのホストやメン地下が全て悪い」と一蹴してしまっては根本的な問題は何も解決しない。


そしてなぜこんな構図がまかり通っているのかというと、今の日本が「女尊男卑社会」だからに他ならないからだ。

現代日本は女尊男卑社会


筆者がハッキリと主張したいのは「現代日本は女尊男卑社会」になっているということだ。


そしてそれを顕著に現わしている事例こそが「推し活トラブルの加害者は男で被害者は女」という風潮なのだ。


先日Twitterで《歌舞伎女子の貧困》事故物件に住んでホスト通いする風俗嬢(25)の告白「週6日の鬼出勤と出稼ぎソープで働き詰め。月100万円がホストに消える」という記事が話題になった。


まともな頭を持った人ならホスト通いのために事故物件に住んで週6で働いてる女を貧困なんて思わない。それは「贅沢か浪費」だと思うだろう。実際多くの読者が同じように思っていた。


しかし一部の人間はそう思わないのだ。


「悪いホストにダマされてソープで働きづめにさせられている!貧困だ!助けなないと!」と言い出す。


彼女らの頭の中では、女の子はダマされている可哀想な被害者でホストは大金を貢がせる悪徳な加害者なのだ。


そしてこれと同じ構図が、メン地下の推し活トラブルでも同じように起こっている。


確かに法外な価格設定にしているホストやメン地下側にも問題はあるし、一見ダマされているように見えるかもしれない。


しかし彼女たちは自分の意志でお金を貢いでいるし、自分の意志でパパ活や売春を行うという選択をしている。


そしてその結果として、推しの男とデートしたりアフターしたりS〇Xできることに女の方も喜びと幸せを感じていたはすだ。

自分の意志で推しに大金を貢いだこと


自分の選択でパパ活や売春などの違法行為で金を得たこと


彼女たちは貧困なのではなく、贅沢による浪費で生活に困っていること

こういった問題点をガン無視して「悪いのはすべて貢がせた男!体を売って大金貢いでる女はみんな可哀想な被害者!」と言っているのが今の世の中なのだ。


これを「女尊男卑社会」と言わずしてなんと呼べばいいのだろうか。この違和感に気持ち悪さを感じている人は筆者だけではないハズだ。

男が推しに貢いで破滅しても自業自得


「女尊男卑社会」についてよりわかりやすい事例としては、前述したように今回のケースを男女逆にして考えるといい。

おっさんがキャバ嬢風俗嬢にガチ恋して破産した→自業自得だ!


ドルオタが女性アイドルに貢いで破産した→自業自得だ!

まず間違いなくこんな声が飛んでくるだろう。


間違っても「このおじさんは悪いキャバ嬢にダマされて搾取された可哀想な男性なんです!支援しないと!」なんてことにはならない。


「自業自得でしょ。ダマされた非モテのおっさんが悪い」と一蹴される。泣きついても誰も相手にしない。


しかしこれが女となると急に「この女の子は悪いホストにダマされて搾取された可哀想な女の子なんです!支援しないと!」という風潮になる。


いや、おかしいだろう。自業自得なのは男も女もどっちも同じだ。


ホストやメン地下は女の子をダマして搾取してる加害者にはなるが、キャバ嬢や風俗嬢はおっさんをダマして搾取してる加害者という扱いにはならない。


たまに「体を売って推しに貢いでる女の子は家庭環境に問題があって愛情に飢えているから支援が必要なんです!」なんて意見があるが、それだったらキャバ嬢に貢いでる男も愛情に飢えているから支援する必要があるだろう。


しかしそんなことにはならない。どこまでも男は自業自得のバカとして扱われる。


そしてその一方で女は「愛情に飢えた悲しい被害者」という扱われ方をする。


やっていることはどっちも同じくらい愚かしい。それなのに一方は自業自得でもう一方は可哀想な被害者なのだ。


なぜこんなことがまかり通っているかと言うと、やはり現代が「女尊男卑社会だから」ということになると筆者は思う。


身の丈似合わない大金を貢いでドブに捨てるのは男であっても女であっても、自業自得のバカなのだ。


ここをちゃんと認識させないとこの問題はしばらく解決することはないだろう。形を変えて似たようなケースの事件が起こるだけだ。

まとめ


急増する推し活トラブルの背景には、女尊男卑社会という気持ち悪い存在がある。頭のおかしいフェミニストが増えてきていることも無関係ではないだろう。


推し活トラブルを防ぐには、ホストやメン地下などの価格設定を適正にすることやパパ活や売春などの厳罰化などの法整備も当然必要である。


しかしそれ以上に「体を売って大金貢いだ女はバカで愚かだ」というごく当たり前の事実を一般的にする必要が何よりも不可欠だと思う。


繰り返しになるが「アイドル・キャバ嬢・風俗嬢に貢いで破産した男」は被害者だなんて思われない。バカで愚かな男だと思われる。


ところがこれが男女逆になると「ホストやメン地下に貢いで破産した女の子」は「保護すべきダマされた可哀想な被害者」となる。


全く持って男女平等じゃない。こんな風潮がまかり通っている時点で日本は女に甘く「女尊男卑社会」なのだ。


体を売って身の丈に合わない大金を使う女と推し活トラブルを減らすためにも「ダマされて貢いだお前が悪い」という論調を女にも適用しないといけない。


結果的にそれがエスカレートする推し活トラブルを防いでいくと思っている。


それでは。

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