男の僕が痴漢に遭った話

Life・Work

スポンサーリンク

こんにちは、男だけど痴漢経験者lemonboyです。

 

今回の記事は「痴漢」をテーマに描いていく。人によっては嫌な過去を思い出させるかもしれないのでそこはご了承してほしい。

 

さて、なぜ今回僕が「痴漢されたことがある」というテーマで記事を書こうと思ったかというと先日見たあるツイートが印象に残ったからだ。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

あなたはこの動画をどう思いますか?

先日印象に残ったというのが、上記のツイートと動画。

 

動画では強盗被害に遭い「怖くて叫ぶこともできず、金品を強奪された」と主張する男性がいる。

 

それに対して女性警官はなんと「なぜ叫ぶなどの行動をしなかったの?」「金持ちだとわかる格好をしているあなたにも問題がある」などと宣う。

 

まるで被害者に原因があり、悪者であるかのような扱いだ。

 

正直めちゃくちゃ不快なこの動画。しかし、この動画の内容はある出来事を皮肉ったものでもあるのだ。



痴漢被害女性に対する扱いと同じ

この動画は痴漢だけでなく、女性が性犯罪被害に遭った際に「あなたにも落ち度はあったんじゃないの?」と言われる現状を揶揄した動画である。


痴漢された女性に対し「誘うような恰好をしていたのが悪い」「声を上げるなり対処しないのが悪い」などの心無い意見を耳にしたことはあなたにもあるのではないだろうか?


こういった意見に対して、僕は一石を投じたいと思う。

 

痴漢する方が、100%悪いに決まってる

こういう意見を聞くたびにこう思う。そもそも痴漢をする側が100%悪いのであって、被害者には心のケアを最優先にすべきであると。

 

痴漢は、想像している以上の精神的被害を与える。


僕は痴漢被害に遭った女友達や彼女から「1ヶ月くらい落ち込んだ」「電車に乗るのが怖くなった」という話を聞いたことがあるからです。


何より、高校時代のクラスメイトが「痴漢に遭ったトラウマから電車通学ができなくなり、出席に響いた」という話を聞いて「痴漢ってそんなにショックを受けるんだ…」とその時はなんとなく感じていた。

 

頭では「そりゃ痴漢されたらショック受けるよな」と思っていたが、大学生になったある日僕はその意味を真に理解することになるのだった。

 

痴漢される。男の僕が

電車に乗ったある日、僕はなんと痴漢されてしまったのだ。


(ちなみに僕の周りには3人ほど「男だけど男に痴漢されたことがある」という人がいる。意外とこういう人は多い。)


その時に感じた恐怖や嫌な緊張や気持ち悪さは今でも自分の中に残っている。


痴漢されたあと僕は「男の自分でも痴漢されてこんなに怖かったり、気持ち悪く感じるなら、女性はもっと怖いよなあ…」とすごく思った。


正直男の自分が痴漢に遭うだなんて考えたこともなかったし、自分の人生には無縁のものだと思っていたのでショックが大きかった。


そして僕があることに気づかされた。それは「痴漢されて対抗するなんてほとんどの場合不可能」だと。

「恐怖」という感情

先程の動画に対する一つの答えになるが、痴漢や強盗などの「命の危機」を感じた時、人間は強い「恐怖」に襲われる。


痴漢でも通り魔でも同じだが、人は緊急時には防衛本能が働くのか「恐怖」という感情が思考と身体を停滞させる。


つまり、人間の冷静な判断力や身体能力を奪ってしまうのだ。
それが痴漢された時に叫べなかったり、助けを呼べない理由である。


ただでさえ強い恐怖を感じ、冷静さを失い、混乱していた被害者に対して「なぜ叫ばなかったの?」「本当に怖かったなら、抵抗したり助けを求めたりできるはず」なんて綺麗事に過ぎないのだ。

 

平常時のリラックスしてる人間の判断力と、生命の危機を感じてパニックになっている人間の判断力が同じハズがない。

 

何よりも生命の危機を感じ、強い恐怖に襲われた人間に対して「なぜこうしなかった?」「あなたにも原因がある」などと言うのはあまりにも配慮を欠いた発言ではないだろうか?


痴漢はもちろん通り魔や暴力事件が起きた時に「なんで近くの男は誰も助けようとしないの?」みたいなことを言い出すフェミニストがいるがそんなのも綺麗事に過ぎない。


もっと世間は被害者に寄り添うべきだと僕は思うのだ。

まとめ

今回テーマがテーマなので、ひたすらマジメに語り続けた。


とはいえほとんどの男性は痴漢されるということが起こらないだろうし、痴漢被害に対する想像がしづらいところはあるかもしれない。

 

しかし痴漢でも通り魔でもなんでもそうだが、被害者や近くにいた人を責めるのではなく加害者を罰するように考えていく必要がある。


男性も女性もお互いの心を思いやり、理解し合うことが必要だと強く思う。


それでは。

 

スポンサーリンク

Life・Work
スポンサーリンク
スポンサーリンク
lemonboyをフォローする
スポンサーリンク
lemonboyの人生まるごとコンテンツ

コメント

タイトルとURLをコピーしました