【否定せず話を聞こう】悩み相談をする人は○○を求めている

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こんにちは、lemonboyです。


今回も気になるツイートを見かけたので、記事にしました。


今回のテーマは「悩み相談と共感」です!!

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「どんなときもまず否定せずに話を聞くことの重要性」

今回引用させていただくツイートはICOさんの「どんなときもまず否定せずに話を聞くことの重要性」です。


ICOさんのツイートを元に記事を書くのは実は2回目なんですね。毎回お世話になってます。


今回のツイートはICOさんの高身長イケメン同僚が言った言葉ですが「これって人生レベルで大事なことだよなぁ」と思い記事にしました。

悩み相談は「解決策やアドバイス」を求めているのではない


僕も長らく勘違いしていたのですが「人が相談する理由は、解決策やアドバイスを求めているからではない」のです。


人が相談をする理由は「自分の話を最後までちゃんと聞いてくれて、わかってほしい」っていうのが本音だと思います。


ぶっちゃけ解決策やアドバイスなんてどうだっていいんですよね。


逆に言えば「自分の話を否定せず最後まで聞いてくれる人」というのは希少だということでしょう。


自分のつらい気持ちや、胸に抱えてる不安などを打ち明けて「自分の気持ちをわかってほしい」と思い相談をしている。


この前提を忘れないようにしましょう。

 

悩み相談が相談であったことはまずない


ここまで読んで「いやいや、相談する人は共感や否定せず話を聞いてほしいんじゃないよ。解決策を求めてるんだ」という方もいらっしゃるでしょう。


ここで僕が「悩み相談をしている人は、解決策を求めているのではない」という論を補強する例を挙げさせていただきます。


加藤諦三さんの「心の休ませ方」から一文を引用します。


加藤諦三さんは20年以上ラジオの「テレフォン人生相談」のパーソナリティを勤められた方です。


いわば「悩み相談のプロ」と言えるでしょう。


この「悩み相談のプロ」である加藤諦三さんをして「悩み相談が相談であったことはまずない」と本の中で述べています。

「私の辛い気持ちを分かって」

以下は、「心の休ませ方」より引用した「夫の愛人問題に悩む主婦からの電話相談」です。

ところが、私が具体的な解決の提案をするので彼女は気にいらない。


例えば「それなら家を出ないで家にいたら」と言えば、「暴力があるから家にはいられないし、女がいる」と反論する。


「家庭裁判所に調停を申し立てたら」と言えば、「夫はプライドの高い人で、人から何か言われてハイ、そうです、とはならない」と言う。


「調停が失敗したら離婚訴訟を起こしたら」と言えば、「七年続いていますが、外泊はないんです」と夫を弁護する。


この女性は私の言う具体的提案をことごとく即座に拒否する。それよりも具体的提案を続ける私に不愉快になる。


彼女は電話してきたが、明らかに解決の方法を相談しているのではない。


表面的には相談という形をとっているが、心の底で本当に求めているのは、「私の辛い気持ちを分かって」ということである。


心の休ませ方 70Pより引用


この相談は「愛人問題」ですが、多くの人の悩み相談も「私の辛い気持ちを分かって」という思いから相談していることがわかります。


何より20年以上、色んな人の悩み相談を聞いてきた加藤諦三さんが仰っていることを踏まえると説得力がありますよね。

人は理解された時、安心し、幸せを感じる


ここまで「悩み相談は解決策を求めているのではない。否定せず話を聞いてくれて、自分の辛い気持ちを分かってほしい」ことを書いてきました。


そもそもなぜ、悩み相談をする人は解決策ではなく「自分の辛い気持ちを共感してくれたり、わかってほしい」のでしょうか?


これには人間が「人から理解された時、安心し、幸せを感じる」ようにできているからだと思います。


この記事を読んでいるあなたも「多分わかってもらえないだろうな…」と思いながら相談してみたら「わかるよ、実は自分にも似たようなことがあったんだ」と予想外の共感を得て、ホッとした経験はないでしょうか?


仕事がつらくて辞めたいと恐る恐る親に電話して「そんな会社辞めて実家戻ってきなよ」と言われて安心したことはないでしょうか?


人間は理解されたり共感された時に「自分がつらいと感じるのは間違ってないんだ。そう考えるのは自分だけじゃないんだ」と思い、安心するんですね。


悩み相談というのは、「心のSOS」なんです。


だから解決策やアドバイスを提案するのではなく、まず「相手の話を否定せず聞き、辛い気持ちを理解することが大切」なんです。

まとめ



最後に僕の好きな映画の一つである「ビフォア・サンライズ」の名言を引用し、〆にしたいと思います。

もし神が存在するなら人の心の中じゃない。人と人との間の僅かな空間にいる。


この世に魔法があるなら、それは人が理解し合おうとする力の事。


たとえ理解できなくても構わないの。相手を思う心が大切。

人から相談された時は、ついついアドバイスをしてしまいがちですが、どうか「否定せず相手の話を聞いて、辛い気持ちを理解すること」を意識してみてください。


きっと、お互いよい方向に進むと思います。


それでは。

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